
これは自転車の部品です。
歩道の段差などで、チェーンが「ガチャガチャ」って音がしていないですか?
人の足の力は強いのです。
チェーンは常に力を後輪に伝え、
後輪を回すことによって、自転車は前へ進みます。
鉄製のチェーンも人の力で伸びるのです。
長く乗っていると3cm以上も伸びます。
すごいですね。
伸びたチェーンは弛み(たるみ)、自転車が揺れることで
上下左右に暴れます。
チェーンがチェーンケースにあたって「ガチャガチャ」と音がします。
弛みが大きくなると、左右に揺れた瞬間にギヤからチェーンが外れます。
チェーンが外れる原因のほとんどがこのチェーンの伸びです。
そこで登場するのがこの部品。
「チェーン引き」
ナットを締めていくことによって
チェーンの緩みを取ってくれます。
締めすぎるとチェーンは張り過ぎになり、ペダルが固く回りにくくなります。
このナットは「調整ナット」で、締め付けるナットではないのです。
もうひとつ、
このチェーン引きには役割があります。
チェーンのたるみを調節するとともに、
後輪を正しい位置に調節することです。
チェーンの調節も後輪の位置の調節も
ちょっと経験が必要。
300~500円くらいで調節できるので、
購入後3ヶ月くらいで一度伸びたチェーンを調節するのが常識です。
チェーンやブレーキワイヤーは「初期伸び」といって
新品は特に使い始めに少し伸びるのです。
初期伸びの後はそんなに伸びないのです。
自転車屋には常識でも、お客さまにとって常識ではないのが問題ですね。