通常営業とサービスとの違いは難しい。
再来では「空気入れ」はサービスとしてお金をいただいていない。
他の店では有料の自転車屋もある。
当初、再来としては「空気入れ」はこちらが入れてあげていたが、
最近はお客様自身で入れてもらうようにしている。
「自分で入れろとは、何だ。サービスの低下だな。」
「お金を払うから、入れてくれ。」
「生まれてから空気など入れたことがない。」
「空気を入れるなど知らない。」
「よその自転車屋で買ったから入れてくれないのか。」
「自分で入れて破裂したら怖い。」
自転車を買ってから何もしない人が増えた。
昔は、日曜日といえば、うちの中から玄関に出した自転車を
お父さんやおじいさんが油を注したり、
油をしみこませた布で磨いたり、
定期的に虫ゴムを取替え、空気を入れた。
少しくらいの修理やパンク修理はみんな自分でやった。
どこのうちでも当たり前の風景が いつの間にか消えてしまった。
出張修理はサービスと考えているが、200円の出張料をいただいている。
「音がするので見て欲しい。」
というお客様からのお電話で、いってみると、
「買い物袋が前輪にすれているだけ」だったりする。
修理代はもらえない。
頭にくるので出張料ももらわないで帰ってくる。
お客様に喜んでもらえると思うから出張をしている。
だからこそ夜遅くにでも出張している。
喜んでもらえない出張などやりたくはない。
自転車は買ってから放りっぱなしではなく、
自分のものは自分が面倒を見る義務を持つことになるのです。
できることは自分で、できないことは自転車屋に。